RDPを利用した攻撃の増加
先にも述べたように、2023年に比べ、RDP(リモートデスクトッププロトコル)を狙った攻撃が大幅に増加しました。
RDPはインターネット越しからの遠隔操作に広く利用されているサービスで、Windows端末が標準で実装しているもの。RDP接続に成功した場合、攻撃者は容易にその端末を操作できることになります。特に管理者権限を奪われた場合、攻撃者は社内ネットワーク内にある全ての端末ににアクセスすることができるようになります。
実際に昨年末に弊社にてRDP利用時に必要な「3389番ポート」の公開状況を調べてみたところ、日本国内で10万件以上確認されていました。攻撃者に「どうぞ狙ってください」と言わんばかりの、極めて危険な状況であることを早急に認識すべきです。