②「サイバー版ロシアンルーレット」の回転が早まる
「サイバー版ロシアンルーレット」とは、脆弱性が既に発見されているVPN機器に対して、脆弱性を突かれて既に侵入ができる状態である組織が、手当たり次第にサイバー被害に遭うことをいいます。
既にリボルバーに弾丸が込められている状況にあり、あとはいつ撃ち抜かれてもおかしくない状態を「サイバー版ロシアンルーレット」と名付けました。
特に日本市場で多く利用されている、Fortinet社のVPN機器を活用している企業は注意が必要です。
既にIDやパスワードが窃取され、いつでもログインできる状態にある場合、攻撃者がいつトリガーを弾いて攻撃モードに突入するか、誰にもわかりません。実際に攻撃モードに移るスピードが早くなり、被害が増える恐れがあります。企業がサイバー被害の可能性に気づき、対策の手を打つ前に手当たり次第に攻撃に出る可能性もあるため、注意が必要です。