KDDI株式会社 様では、Cisco Systems技術者認定「CCIE」の新規取得者輩出プロジェクトに、Cisco Systemsの認定ラーニングパートナーである当社の研修を導入いただいております。
(導入事例の詳細は こちら )
今回は、実際に本プロジェクトを通じてCCIEを取得されたお二人に学習の工夫や資格取得後の変化についてお話しを伺いました。
Cisco Systemsの技術者認定である Cisco Certified Internetwork Expertの頭文字を取って「CCIE」と呼ばれています。
Cisco Systems社が提供するネットワークエンジニア向け資格の最高峰の資格とされています。業界で最も難関とされる技術者認定の一つであり、ネットワーク分野におけるエキスパートとしての証です。
「コア試験 (筆記)」と「ラボ試験 (実技)」の2段階の試験があり、両方の合格が必要です。
受験に際して、保有資格面での前提条件はありませんが、多くのエンジニアがCCNA→CCNP→CCIEと段階的に資格を取得してスキルアップを図っています。
※CCNA「Cisco Certified Network Associate」
※CCNP「Cisco Certified Network Professional」
今回インタビューにご協力いただいた方々のご紹介
左:吉田 一希 様 (以下 吉:)
ご所属:ソリューション推進本部 ソリューション1部
右:青山 巧 様 (以下 青:)
ご所属:ソリューション推進本部 ゼロトラスト推進部
ー 現在の職種や業務内容、経験年数など、簡単に自己紹介をお願いいたします。
吉:ソリューション推進本部 ソリューション1部の吉田です。私は、ネットワークソリューションの提案から構築、運用まで幅広く対応しているフロントSEと呼ばれるポジションです。入社7年目です。
青:ソリューション推進本部 ゼロトラスト推進部のネットワークアーキテクトグループの青山です。私は、フロントSEを技術面で支えるプロダクトSEです。入社8年目です。
ー CCIE取得前はどのような技術や経験をお持ちでしたか?
吉:製造業のお客様向けにWAN(Wide Area Network)ネットワークの刷新案件を長く担当してきました。SDN(Software Defined Networking)やプログラミングの領域に関しては、これまで学習したことがなく初めて触れる状況でした。
ー CCNAなどの資格から徐々にステップアップをされたのでしょうか?
吉:まずネットワークの基礎スキルを身につけるために、入社1年目にCCNAとCCNPまで取得しました。その知識を活かして、ネットワーク関連の案件を担当できたことで、自分の力にしていきました。
青:私は、フロントSEをサポートする技術的なスキルが求められるグループに属しておりますので、上司の指導もあり徐々に成長を感じてはいました。また、新人育成時の講義やOJTなどを通じて成長を感じていました。
ですが、業務上触っていたWAN以外の部分でもステップアップしていきたいという気持ちがありました。
ー CCIEを取得しようと思ったきっかけや理由を教えていだけますか?
青:直接的なきっかけは後輩に誘われたからです。
ただそれより前から、もう一歩ステップアップしていきたいという気持ちや、高いスキルが必要だという思いもあり手を挙げました。面談もあり、そこでは取得への意気込みだけではなく覚悟も聞かれました。取得したのは2年前(2023年)です。
吉:私は、部長から勧められたからです。
当時入社3年目で、CCNPは持っていたものの、なかなか力を発揮できず悶々としていたのですが、CCIEを持っている当時の部長から「こんな施策が来ているよ」と紹介されました。「CCIEを取ったら無敵の状態になれるよ」と言われ、それはチャンスだなと。「どんな案件も怖くなくなるよ」という言葉に背中を押されて、応募を決めました。3年程度かかりましたが、昨年(2024年)取得できました。
ー CCIE取得までにどのくらいの時間をかけましたか?学習期間や1日の平均勉強時間を教えていただけますか。
吉:基本的に休日2日間は全部勉強に費やして、平日は業務をしっかりやると決めていました。ですので、CCIEの勉強に関しては、3年間の土日で行っていました。
ー 資格取得のための時間をきっちりと区切っていたのですね。
吉:そうですね。平日も勉強しようと考えていたのですが、自分のルーティンをうまく作れなかったため、「平日は業務に費やす」と決めて、休日だけに専念することにしました。休日は朝から晩まで勉強していました。
青:本格的に取り組み始めたのは、取得の約7カ月前からでした。4月に取得したので、前年の9月頃からですね。
業務をなるべく早く切り上げるようにして、定時退社→夜間勉強+土日学習のパターンを徹底しました。
ー 学習方法についてはいかがでしょうか。振り返ってみて「これはよかった」というやり方はありましたか?
青:御社の研修を徹底的に利用しようと意識していました。
最初に研修を受けた際に「この講師はすごい方だ」と感じたので、「講師に多く質問できるように事前に予習をたくさんしておこう」という姿勢で研修に臨みました。事前に研修スケジュールが決まっていましたので、研修の2週間ほど前から、仮想環境でコマンドを叩いて「こういう動きになるのか」と学びながら質問事項を控えていました。
そして、当日の質問時間や、研修終了後に確認していました。「予習」が効果的だったと感じています。
ー ありがとうございます、当社の担当講師も喜んでいると思います。吉田様はいかがですか?
吉:ラボ試験に合格するためには、環境にかなり慣れなければいけないと、初めての受験で痛感しました。ですので、何回も試験を受ける前提で、試験を受けるたびに自分自身にフィードバックすることを繰り返していました。
ー では、今後CCIEの取得を目指す方にとって、学習する上で「ハードルに感じるだろうな」と感じた点は何かございますか?
吉:ラボ試験をする中で、SDNの環境は一般の方では到底用意できないだろうなとは感じます。御社のSD-AccessやSD-WANの研修を受講して、どうにか前に進めました。
青:特にSD-Accessは、ラボ環境を用意するのが難しいかと思います。なかなかどこも取り扱っていない中で、御社に研修をご提供いただいたので理解が深まりましたし、何度も練習することができた点もとても良かったと思います。
ー 実際にCCIEを取得されてみて、今どのように感じていらっしゃいますか?
吉:まず、無敵にはならなかったなということが一番の感想です(笑)。
取得した瞬間に何かが変わるわけではありませんが、相当高い山を登っているという感覚は持てまして、今でもまだ山の頂上は遠いなと感じています。ただ、取得後に「後進育成をしていく立場だぞ」と新しい役割をいただき、指導者の立場も経験ができるようになりました。
青:周りからの期待を感じるようになりました。他の部の方から「ここどうしたらいい?」と聞かれる機会が増えたので、名前が少し売れたかなと感じています。
また、名刺にCCIEのロゴが載りますので、発言の説得力や相手の納得感が高まり、お客様からの信頼感も増したと思います。
ー では最後に、これからCCIEを目指す方へのアドバイスをお二人からいただけますか?
青:私の勉強方法が皆さんに合うかはわかりませんが、個人的には効果的だなと感じました。
トップアウトの講師の方が何でも答えてくれますので、予習して研修に臨めば相当な技術力が身につくと思います。頑張ってください!
吉:心構えのアドバイスになるのですが、CCIEを目指そうとする方は元々スキルレベルの高い方が多いと思っています。ですので、キャッチアップが追いつかないことはないかと考えています。どちらかというと「気持ちをどう維持していくか」が最大のポイントだと思います。
CCIE取得は、キャリアパスやスキルアップ面において「すごく大きな変化が起きるチャレンジ」ですし、その部分を意識していただけると気持ちを維持していきやすいかなと思います。
ー 本日はご協力いただき誠にありがとうございました!
吉・青:ありがとうございました!
【編集後記】
今回お話を伺ったお二人からは、単なる資格取得の話ではなく、自己成長・環境活用・メンタル維持といったリアルな学びの過程や想いが伝わってきました。
今後も当社は、現場での実践力を重視した支援を通じて、高みを目指す皆様を全力でサポートしてまいります。
インタビュー中のご発言にもあったとおり、CCIE含め高度なネットワーク技術の習得において、ラボ環境で手を動かす経験が重要ですが、実際のラボ環境の準備は困難です。
当社では、ラボ演習を用いた実践的なトレーニングと、受講者様の疑問点をサポートする経験豊富な講師陣が、皆様のスキルアップを支援します。
また、今回ご提供した特別カリキュラムのように、お客様の課題やレベルに合わせて1社向けのカスタマイズ研修の提供が可能です。
「自社のエンジニアをどう育成すべきか迷っている」「記事と同じようなカリキュラムを組んでほしい」など、まずはお気軽にご相談ください。
以下のトレーニングを適宜カスタマイズして、KDDI株式会社 様にCCIE取得特別カリキュラムとして提供させていただきました。
【CCIE直結・最上位エキスパート向け】
・Cisco CCIE Preparation for CCIE EI - Part 1
・Cisco CCIE Preparation for CCIE EI - Part 2
【ネットワーク自動化・プログラマビリティ】
・Python初級編 / Python中級編 / Pythonネットワーク編
・DEVASC (Developing Applications and Automating Workflows using Cisco Core Platforms)
※ 現:CCNAAUTO (Automating Networks Using Cisco Platforms)
・DEVCOR (Developing Applications Using Cisco Platforms and APIs)
※ 現:AUTOCOR (Designing, Deploying and Managing Network Automation Systems)
【ルーティング・コアテクノロジー】
・ENCOR (Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies)
・ENARSI (Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services)
・BGP (Configuring BGP on Cisco Routers)
・MPLS (Implementing Cisco MPLS)
(当社が提供しているネットワーク関連トレーニングの一覧は こちら )